日沈みの聖地 出雲の国へようこそ!

神々の国と呼ばれる出雲の聖地に、その象徴のように建つ出雲大社。スサノオノミコトの子で、国譲りの逸話で有名な大国主命(おおくにぬしのみこと)を祀る出雲大社は、全国的に「神無月(かんなづき)」と呼ばれている旧暦10月を、出雲地方では「神在月(かみありづき)」と言います。神在月には全国から八百万(やおよろずのかみ)の神々が集まり、人々の縁を結ぶ「神議(かみはかり)」がおこなわれる社なのであります。こちらの神様は、一般的には七福神の「だいこくさま」として慕われている神様です。人や物事のさまざまな縁結びなどについて話し合いをすることで、男女の縁結びもその一つです。あらゆるつながりを結んでくれるという人々の縁を結ぶ「神議」が行われます。神話では「因幡の素兎」が有名で、サメに全身の皮を剥かれた白ウサギが、大国主大神の兄達から“海水に浸かり風に当たれば治る”と教えられ、そのとおりにしたところ傷は酷く悪化してしまった。ウサギが痛みで泣いているところを遅れてやってきた大国主大神がやって来て、“真水で塩を洗って蒲(ガマ)の穂に包まれると良い”と教えたところ、ウサギの傷が癒えたというお話で、大国主大神の優しい性格がうかがえる一幕でもあります。

「参拝は二礼四拍手一礼」

出雲大社では二礼(二回おじぎ)四拍手(四回手を打つ)、最後にもう一度おじぎをします。境内の全ての社も同様に行ってください。


日本海の絶景スポット出雲日御碕灯台

島根半島の西端にある白亜の灯台は、高さ43.65mと石積みの灯台としては日本一の高さを誇ります。夜間には約40km沖合までを照らし、100年以上たった今でも現役で海の安全を守っています。美しい佇まいから、平成10年には「世界の歴史的灯台百選」の一つに、平成25年に国の登録有形文化財に選ばれています。360度広がる絶景は「日本の自然百選」の一つで、奇岩や絶壁など大迫力の景観が目に飛び込んできます。展望台からの眺めはまさに絶景!眩しいばかり空と海の青さの天然色の中に映える白亜の出雲日御碕灯台。そして夕暮れ時に見える日本海に沈む夕日は、圧巻の美しさです。